7/12(土) 11:00配信
FRIDAY
「見た目が重視された会合」
フジテレビ「検証番組」に出演した港浩一元社長(左)と親交の深かった『とんねるず』石橋貴明
フジテレビの異常な企業風土が浮き彫りとなった。
7月6日、一連のフジテレビ問題に関する特別番組『検証 フジテレビ問題〜反省と再生・改革〜』が放送された。すべての発端は、元タレント中居正広氏(52)と元フジ女性アナウンサーAさんのトラブル。その対応を当時の経営陣は誤り、会社に大損害を与えた。
【画像】離婚から半年…石橋貴明が妙齢美女とのデート姿「一部始終」
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バブル時代の「楽しくなければテレビじゃない」のノリを引きずり、女性社員に対する人権意識が著しく低い社風だった。
「見た目が重視された会合」
だ。グループの存在は暗黙の了解で、他言無用だったという。女性社員が、
「見た目のいい飲み会慣れをしている女性だけを集めている会というのは、異常な会だと思います」
と証言すると、港氏は「申し訳ないと思います」と謝罪した。大多氏も大差ない。同氏は女性アナを“接待要員”として扱い、周囲に「女性アナは上質なキャバ嬢だ。ホステスで売れるアナウンサーが良いアナウンサー」と放言。証言者の女性は
「その言葉が忘れられない」
と唇を噛んだ。これに大多氏は「記憶にない」としつつも「言葉の選び方が悪いということですね」「そんなふうには思っていないですし」と述べた。ネット上ではフジの企業風土に、〈ありえない〉〈地獄のような経営陣〉
などと批判が殺到している。そんななか、芸能界では
といった見方も飛び出している。港氏&大多氏と“フジ黄金期”をともに歩んできたお笑いコンビ『とんねるず』だ。
‘88年から‘97年に放送された『とんねるずのみなさんのおかげです。』では木梨憲武(63)演じる港氏を模したキャラクターも登場するなど、蜜月ぶりは有名。当時を知る芸能プロ関係者は
「フジと言えば、とんねるず。とんねるずと言えばフジ。番組収録後に港さんが音頭をとってよく六本木に繰り出していた。1日に数百万円使っても経費申請できた異常な時代だった」
と振り返る。加えて、石橋貴明(63)はフジの第三者委員会の調査で女性社員の前で〈下半身を露出した〉と報告された。文書では匿名だったが、週刊文春が実名報道し、その後本人も
「同席された女性の方には、不快な思いをさせてしまったことを、大変申し訳なく思っております」と認めた。
◆25周年を迎えたことでひと区切りも
現在、石橋は4月に公表した食道がん治療のため活動休止中。復帰の際には「女性に直接謝罪したい」と明言していたが、前出の芸能プロ関係者は
「何でもアリだったフジ黄金期の象徴ですからね。新体制で再スタートするフジにとっては“最も扱いづらいタレント”になってしまった」
と断言する。フジテレビでは6月と12月の年2回、石橋が出演する『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』が放送されていたが、本年度は石橋の闘病もあり、放送は未定。数々の“お笑いニュースター”を発掘してきた番組だけに、業界では存続を求める声も多いが
「石橋さんの起用は絶望的。代役オファーを受ける人もいないのではないか」(フジテレビ関係者)
という。余波は他局にも広がりそうだ。今年放送開始25年を迎えたテレビ朝日の正月番組『とんねるずのスポーツ王は俺だ‼︎』の雲行きも怪しい。同番組は各スポーツジャンルの一流アスリートにとんねるずが挑むというもの。別のテレビ局関係者によれば、
「正月の風物詩にもなっているが、来年については白紙になっているという。石橋さんの闘病もあるが、醜聞の影響もある。お正月番組とはいえ、そろそろアスリートたちへ出演の根回しなどを始めるが、今年はそんな話も聞こえてこない。25周年を迎えたことでひと区切りになるという情報もある」
「それより心配なのは石橋さんの体調。食道がんのほかに咽頭がんも併発していることがわかり、治療が長引いているようです。患部が患部なだけに“声”が戻るかどうか……。木梨さんが東京ドーム公演をブチ上げたのは、相方へのエールにほかなりません」(スポーツ紙記者)
目まぐるしく変わる芸能界。大御所のとんねるずといえども、その荒波に飲み込まれている――。
https://news.yahoo.co.jp/articles/696c86e239fd80d951364ea5dbd016570f90ac40