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「Nスタ」堤伸輔氏が指摘 公明連立離脱の2つの引き金「それが一番神経を逆なでした」
国際情報誌フォーサイト元編集長の堤伸輔氏が10日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演。公明党の斉藤鉄夫代表がこの日、自民党の高市早苗総裁と会談し、自民との連立政権から離脱すると伝えたことについてコメントした。
公明は1999年10月に自民、自由両党連立政権に参加。野党時代を除いた25年に渡る協力関係にピリオドが打たれることになるが、堤氏は「たらればの話をすれば、もし高市新総裁になっていなかったら、この離脱はここまでにはならなかったし、もし小泉氏が新総裁になっていれば、ここまでのことにはならなかったと思う」と高市総裁就任がきっかけになったと私見を口に。
「引き金を引いたのが2つあるとすれば」と2018年からの5年間で2728万円の不記載があり、昨年4月に党役職停止1年の処分を受けるなど裏金問題の象徴的人物だった萩生田光一氏を幹事長代行に起用したことを挙げ、「それが一番公明党側の神経を逆なでしたことだろうと思う」とした。
そしてこの日の党首会談で「自民党側がゼロ回答だった」ことに触れ、「その前に公明党側の意思が固まっていて、一歩も前進しなければ離脱もやむなしということが固まっていた、それが今日の結果につながった」と堤氏。
「このまま自民党と与党を続けていったらもっと公明党の力が落ちてしまう、このままいったら沈没してしまうという強烈な危機感、斉藤代表は『存亡の危機』と表現していたが、あれは偽らざる心境だと思う」と述べた。