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実際にフジ局内に、このような風習は存在するのか――。弊サイトは元フジテレビアナウンサーで、今は複数の会社を経営する実業家の長谷川豊氏(49)に話を聞いた。すると、長谷川氏は「何十年も前から、ごく当たり前に行なわれてきたのは事実」と言うのだ。
「多いのはプロ野球選手への接待として、若い女子アナが会食の席に呼ばれるケースですね。そのままねんごろになって結婚につながることも珍しくありません。最近は実業家との会食が多い。女性だけではなく、男性アナも同様です。
僕も(スポンサーである)女性社長との会食に接待要員として呼ばれ、無理やり胸を触らされたことがあります。当時は、(フジの)営業部が血反吐を吐きながら頑張ってくれていることを思えば、それぐらい協力しますよという気持ちでした」(長谷川氏=以下同)
■元フジテレビアナウンサーが語る“大物接待”の内実
いわゆる“大物タレント”や著名人、スポンサーなどへの接待。営業的な観点からすれば、それ自体はどの企業にもあることだろうが、とりわけフジテレビでは、躍起になって大物タレントへの接待が行なわれていたと長谷川氏は証言するのだ。それは、社員の“昇進”に関わるからだという。
「フジテレビは、大物タレントとどれだけ仲良くなれるか、どれだけゴマを擦れるかで出世が決まるんです。(明石家)さんまさんにゴマを擦りまくったある人はめちゃくちゃ偉くなったし、そもそも今の港浩一社長(72)は長くとんねるずの番組を担当していて、(とんねるずと)めちゃくちゃ仲良しでしょ。大手事務所や大物タレントのバックアップがあって、昇進できる仕組みです」
局としても、豪華な接待をしたという“貸し”により、キャスティングの融通や独占映像、独自インタビューを取れるなどのメリットがあるという。そして、そういった会食に駆り出されやすいのは若手の女性アナウンサーが多かったというが、
「正直に言えば、人気タレントとの会食ともなると、むしろ喜んで行きたいという女子アナが多いですよ。行った後は、自分から仲間内で“報告会”をしていましたよ」
では、今回の中居の報道のケースのような、“タレントと2人きりにされる”といったケースもよくあることだったのか。
「以前はいきなり2人きりにされることはなかった記憶があります。盛り上げ要員として女子アナも何人かで行って、そのなかの“おかみさん”的な役割の女子アナが、若手アナとタレントとの距離感をコントロールしてあげるのが通例でした。
ただ最近はコンプライアンスが厳しくなり、派手な会食も減るなかで、そういうおかみさん的女子アナがいなくなり、若手女子アナ側にも免疫がなくなってきた、という流れはあるかもしれません」
長谷川氏は最後に、「時代が変わり、若手の意識も変わるなかで、いまだに時代遅れなことやってるから、こういうことになるんですよ」と語るのだった――。
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https://pinzuba.news/articles/-/9374?page=1