【泣ける話】男だけどおっぱいが育って婚約破棄された結果、人生が詰んだ話をする
【泣ける話】男だけどおっぱいが育って婚約破棄された結果、人生が詰んだ話をする
1 風吹けば名無し :2025/03/23(日) 20:37:07.11 ID:xYeQI6VG0
ちな現在はこんな感じ
https://imgur.com/a/NvwpP8B
(出典 i.imgur.com)
彼女は男勝り…というかかなり勝ち気な女の子で剣道の有段者だった。
出会いは俺が高校生1年生の時、情けない事に色白で髪を伸ばしていた上に内気だったのもありクラスの女子数人に軽いイジメを受けていた。
後から聞いた話によると、その女子らは運動部で髪を短く切らなければならず、その腹いせに俺をイジメていたとの事。
俺は気が弱くて言い返せず俯いていると、「ブスの癖に恥ずかしくないのかよ?」と突然ソフトモヒカンの他クラスの女子が教室に乗り込んできた。
それが後に彼女になるAとの出会いだった。
ワイは剣道2段持ってるデー
部屋に賞状飾ってる😊
なぜならAはスポーツ特待で入学してきた剣道部で、1年生ながら入部してすぐ3年生達に混ざって試合をする校内でも有名なスポーツ女子だったからだ。
しかも、背は低いものの気性も荒く極めつけはソフトモヒカンという風貌。
俺はAにお礼を言いつつも怖すぎてちょっと漏らした。
この1件以降、俺へのイジメはなくなったが、同時にあんなおっかない女子が本当に存在してるとも知り高校生活が心底不安になったのであった?
そこから時は流れ2年生になり、Aと同じクラスになった。
絶対関わりたくないと思っていたのだが、クラス替え初日に「お!久しぶりじゃん!もういじめられてないのか?」と話しかけて来やがった。
俺は「ひ…久しぶり…。あの時はありがとう」とおどおど返答すると「相変わらず気弱だな〜笑」とか言いながら肩組んできた。
いきなりボディタッチされるなんて思わず気が動転したのか「髪型、似合ってるね」とか言ってしまった。
なんだよその反応って思ってたら始業のチャイムがなったのでAは席に戻って行った。
昼休み、弁当を食べようと思ったらAが「あたしも席近いから混ぜろよ」とか言ってきたが俺は本当に怖くて断れなかったので、俺とAとクラスメイト数人で弁当を食べた。
Aはその粗暴さから俺以外の同級生からも距離をおかれていたので、非常に気まずい昼食の時間を過ごしたのを覚えている。
どうやらたまたま部活が終わるタイミングが同じだったということで一緒に帰る羽目になった。
俺はリトルアマゾネスのようなAと帰りまで一緒になるとは思わず、完全に怯えていた。
Aはどうやら住んでいる地域が近いらしく、帰りの電車まで一緒だった。
俺はモジモジして話しかけれずにいるとAがいつもとは違い少し小さな声で話しかけてきた。
終わりの始まりだと思った。
でも俺はヘタレなので断れず、毎日一緒に帰る羽目になった。
運が悪いことに部活帰りのタイミングが同じなので、逃れられる日はなかった。
そんなことはお構い無しでAはいつも話しかけてくるから、部活以外の学校生活のほとんどをAと過ごすようになった。
そうすると、Aの漫画好きという意外な一面が知れたので、俺は「その髪型ってリヴァイ兵長みたいでカッコイイよね」と心にもないお世辞を言った。
Aは黙ってこちらを見た。
そこからAは進撃の巨人のリヴァイ兵長と某キャラのBLにハマっていることがわかり、俺はそうきたか〜〜〜〜〜〜と戸惑いを隠せなかった。
ちなみに、後から本人に聞いたのだが、本当にリヴァイ兵長に憧れて刈り上げにしてたとのこと。
図星だったのか。
そうすると「いや…あたし怖がられてるし今更無理だと思うわ…それにこういう性格だからBL趣味ってなんか知られたくなくてさ」とか声を小さくして言ってた。
リトルアマゾネスが何言ってんだよと思った。
そこから気づけば畏怖の対象ではなく普通に友達として接するようになっていた。
相変わらず言葉遣いも粗暴だし部活ではブイブイ言わせているようで、怖い一面もあるが女の子っぽい一面もあるのかと思い始めてきていた。
俺たちは休みの日にもちょくちょく遊びに行くようになっていて、Aにとっては唯一のヲタ友ということもあり、地元のアニメイトへ行く予定だったが、集合場所に向かう途中に車に撥ねられた。
Aはその怪我が原因で部活に復帰できなくなり、退部した。
しかも同級生には怖いイメージが植え付けられているので近寄るものもおらず、Aは一匹狼というよりぼっちという言葉の方が似合う様子になっていた。
正直、俺はこの時「Aを励ませるのは俺しかいない!」と青臭い義務感に駆られていた。
そこで何となく他のクラスメイトと話す時にAを会話に混ぜたりするようにして、少しずつAとクラスメイト達の距離が縮まって行った。
それでも、何かあると一番に俺のところに来るAが可愛く思えてきた。
俺はAの事が異性として好きになっていた。
俺は休日にアニメイトへ2人で出かけた帰りに告白した。
Aは「絶対俺くんから言えないだろうからずっもあたしの方から言おうと思ってたんだよね…」となお前本当にAか?みたいなOKをもらい、付き合うことになった。
粗暴にしていたのも剣道部だから舐められないようにするためだったり、実は怖がられていたのを落ち込んでいたが言っても信じてもらえなさそうだから誰にも言わず、進級後は唯一話してくれそうな俺ならわかってくれると思って付きまとっていたとの事だった。
リトルアマゾネスとか思ってて本当にゴメンという気持ちだ。
ただ、俺達には問題があった。
お互い恋人なんてできたことがなく、付き合ったは良いものの何をすればいいのかわからなかったのだ。
5chに書き込むの慣れてないから、何かあればおしえてくださいな
重要かね
俺はAの事が可愛くて仕方がないのだが、キスとか手を繋ぐのってどうすればいいんだよ…とヤキモキしていた。
今思うと本当に非モテ童貞の教科書のような男だった。
特に何も無くAを家まで送り届けると、Aに「おーい!忘れ物!」と声をかけられて振り向いたらほっぺにちゅーされた。
俺の脳はついていけずあばばばしていたら爆笑された。
そして、付き合い始めて半年後に童貞を卒業した。
正確には、Aに夜の人気のない公園で話していた時にベンチで押し倒されて致してしまったのだ。
ただ、俺は発育が遅かったのか、オナニーをした事がなかった。
射精と童貞卒業を同時に達成したのだった。
最初はおしっこ漏れる!!!!って内心激焦りしてた
俺は保育士を目指し短大へ、Aは教師を目指して別の大学に通い始めた。
俺の通う短大の生徒はほとんどが女子だったが、俺は異性としてAしか興味がなくずっとAにゾッコンだった。
短大では男子が少ないが故に男子同士の結束力が高く、そこで俺と同じく高校時代から付き合っている彼女がいるBとはよくウマがあった。
何年の話?インターネットなくてもしこらずに中高卒業するやつとかおるんか?
10年近く前の話。
エロ漫画も読んだことあったし性の知識はあったんだけど、致そうと思ったことがなくてその日まできてしまっていたんだ
オタクに優しいヤンキーは実在するのかと感動した。
AはAで相変わらず俺の事をすごく大切にしてくれていた。
友達付き合いもあるだろうに、必ず休日は会っていたし、学校でも俺の話をしていたらしく、Aの友達と会った時に「ダブルスコアってホントなの?」っていきなり聞かれたりした。
Aにダブルスコアってなんだよって聞いたら初射精と童貞卒業のダブルスコアに決まってんじゃんとか言われてあばばばした。
俺は短大なので就職活動に勤しんでいた。
Aは教育実習が忙しいものの、俺達は合間を縫って会うようにしていた。
それそろ、お互いの将来の事を考えなければと思い、Aが卒業したら結婚しようとプロポーズをした。
Aは泣いて喜んでくれて、この頃にはリトルアマゾネスの面影もなく小さくて少し気の強い素敵な女性だった。
ちなみに。もう既にお互いの両親にも公認での付き合いになっていたので、その辺もスムーズに事が進んだ。
Aの両親は俺を歓迎してくれて、孫が産まれたら毎日遊び来て欲しいくらいだよと言われていた。
幸せの最中、俺はネットである記事を見つけた。
かいつまんだ説明だが、クラインフェルター症候群は性染色体が1本多い遺伝子疾患で、程度は様々だが受精が困難もしくは無精子症になる。
俺はもしや…と冷や汗をかいた。
というのも、細長いわりにやや太りやすい身体や筋肉が付きづらいなど身体的特徴がかなり合致していたのだ。
極めつけは、1年前から筋トレのためにプロテインと豆乳を飲み始めてから女性化乳房(と言っても超ちっぱいだったが)になり、よくAに笑いながら弄られていたのだった。
そこで、Aと俺の両親に話して精子検査を受けることにした。
案の定、俺はクラインフェルター症候群で完全に精子が生産されていないので人工授精もできないと診断された。
😢
俺はこの時、別れを告げるべきなのは分かっていたのだが、Aがいない人生があまりにも恐ろしくて俺から別れを切り出せなかった。
誰かの精子をもらうしかねぇな、、、
結論から言うと、言葉こそ俺を労うような優しかったが結婚もこれ以上の交際も認めないとの事だった。
俺は、何も言い返せず「今までお世話になりました。本当にごめんなさい」とAの両親に謝罪して家を出た。
帰り、Aが俺を駅まで送ってくれた。
子どもがすべてやないやん😢
Aにも1にも兄弟はおらんのか
俺は一人っ子
Aは持病持ちの姉しかいないからAにしか孫を望めんかったんだ
悲し😢
付き合い始めて4年間、数え切れないほど一緒に歩いた道を一緒に歩く最後の日になってしまった。
お互い無言で歩き続けた後、Aから「本当に、本当にごめんなさい。わたしは子どもが欲しいから、これ以上付き合えない。好きだけど付き合えない」とぐちゃぐちゃに泣きながら言われた。
俺もぐちゃぐちゃに泣いた。
ひとしきり泣いて、キスとハグをして「元気でね」とAが俺に言って、俺は返事ができず電車に乗ってしまった。
子どもが授かれないくらいで別れられるのか、、、
結婚は難しいな
読んでくれてありがとうm(_ _)m
後は後日談的な話なので、興味があれば読んでくれ
俺はその日から就活も何となく力が入らず、ぼーっと過ごす日々だった。
それを見かねてBが飲みに誘ってくれた。
Bは1年前に彼女と別れてからずっと彼女を作っていなかった。
コイツ、めちゃくちゃヤリチンかと思ったけど意外と元カノのこと引きづってんのかななんて余計なお世話な事を俺は思っていた。
Bは一人暮らしをしていて、部屋はドン・キホーテ商品を煮詰めたようなDQN部屋だった。
宅飲みで飲み直すかーなんて強がってビールと水を買ったが、お互いもう酒なんて飲めないので酔い醒ましに水を飲み続けてバカ話をしていた。
少し会話に沈黙ができた後、いきなりBにキスされた。
男 ノンケ
Bは「ごめん。Aとお前が別れたって聞いて、お前が泣いてる顔を見てたら急にドキドキしてしまって…勢いで…俺何やってんだろ」と独り言みたいに言ってた。
酔ってる勢いもあって、その言葉を聞いて俺もいてもたってもいられなくなりキスし返してしまった。
ここから数ヶ月もにょもにょしていたが、結果的に卒業前に人生初の彼氏ができた。