【芸能】「番組でネットの面白動画を流し、スタジオで出演者がコメントする これではテレビがダメになる」 超ベテラン俳優の苦言に共感殺到
【芸能】「番組でネットの面白動画を流し、スタジオで出演者がコメントする これではテレビがダメになる」 超ベテラン俳優の苦言に共感殺到
「テレビがダメになる」超ベテラン俳優の苦言に共感殺到“ネットの面白動画ばかり”製作費激減、サ*クへの人材流出が背景
《テレビ番組でネットの面白動画を流し、スタジオで出演者がコメントする これではテレビがダメになる》
2月12日、俳優・三田村邦彦がXを更新。いまやオールドメディアと皮肉られることも増えたテレビ業界に苦言を呈した。三田村は冒頭のつぶやきに続いて、
《独自のものづくりをしようよ!》
と、痛烈にダメ出し。このポストは現時点で182万回のインプレッションを記録しており、多くの共感を集めている。コメント欄には、
《世界面白映像やかわいいペット動画って何べんも見たしもう飽きたわ!って感じですね。…》
《ネット批判するくせにネットのものを拾ってテレビで流すテレビメディアは本当にダブルスタンダードやっていることが意味わからん》
《あと、新聞紙面を紹介解説するスタイル。みんな大学出てテレビ局に入ってるんだろうから「そんなやり方じゃ、そのうち誰にも相手にされなくなる」って判りそうなものなんですけどね》
といった声のほか、
《ある構成作家の方がラジオでボヤいていましたが今、民放のTV局には「動画班」というネット動画を一日中見ている部署があるそうです》
など、今のテレビへの不満を具体的に指摘する人が続出した。
一方で、あまりにストレートな三田村の意見に、《そんな本当の事を言ったらテレビから干されてしまいますよ》と、三田村の芸能活動を心配する声もあがっている。芸能ジャーナリストが語る。
「三田村さんのテレビのレギュラー番組としては、2009年から続くテレビ大阪の『おとな旅あるき旅』という旅番組があり、こちらが視聴者からは好評を得ています。『必殺』シリーズや『渡る世間は鬼ばかり』での印象が強い三田村さんですが、もともとは劇団出身ということもあり、舞台での活動も精力的におこなってきました。また、3月1日から全国で順次公開される映画『晴れの国』でも主演(前野朋哉とのW主演)をつとめるなど、71歳の今も多岐にわたって活動しています。
確かに、今回の三田村さんのポストは、現在進行形でテレビに出まくっている、今が旬のタレントさんにはなかなかできない発言でしょう。ただ、キャリアがあって幅広く活動する三田村さんの場合は、仮にテレビから干されたとしても、すぐに仕事に困ることはないでしょう」
一方、三田村の指摘に苦い顔をするのはテレビ局関係者だ。
「実際、ネットの動画コンテンツは番組を埋めるのに低コストで視聴率も取りやすく非常にいいものなんですよ。もちろん、こんな仕事をしたくてテレビマンを目指した人はいないはず。ただ、テレビ局全体で製作費が激減しており、2023年にはテレビ番組制作会社の倒産が過去最高を記録しました。スポンサー収入が減る中で、製作費をかけられないのが現実なんです。中居正広さんの問題でスポンサーが撤退し大型特番を次々と中止するフジテレビのことを笑う人が多いですが、他局の人も明日は我が身だと思っていますよ。
優秀で意欲のある人が次々と動画制作やNetflixなどのサ*ク型のサービスに転職してしまうという問題もある。本当に苦しいですね」
貧すれば鈍するというように、予算と人材不足がコンテンツの貧困化を招いているというわけだ。