【テレビ】川口春奈でも低迷の深刻… 日テレドラマ「土10」撤退→「水10」復活が象徴する制作陣の迷い
【テレビ】川口春奈でも低迷の深刻… 日テレドラマ「土10」撤退→「水10」復活が象徴する制作陣の迷い
川口春奈でも低迷の深刻…日テレドラマ「土10」撤退→「水10」復活が象徴する制作陣の迷い 日本テレビが水曜夜10時のドラマ枠を土曜に移動し、「土ドラ9」に加えて「土ドラ10」と“連ドラ2段積み”となったのが、昨年4月の改編。《土曜と日曜… (出典:) |
1 冬月記者 ★ :2025/03/08(土) 09:41:58.13 ID:CwSUwlgD9
川口春奈でも低迷の深刻…日テレドラマ「土10」撤退→「水10」復活が象徴する制作陣の迷い
日本テレビが水曜夜10時のドラマ枠を土曜に移動し、「土ドラ9」に加えて「土ドラ10」と“連ドラ2段積み”となったのが、昨年4月の改編。
《土曜と日曜に連ドラ枠を集中させる》という戦略は裏目に出たようで、今期も土ドラ9の赤楚衛二(31)主演「相続探偵」、続く土10の川口春奈(30=写真)主演「アンサンブル」がどちらも低迷。春の改編では土10から撤退し、“水曜ドラマ”を復活させる。
「日テレの説明では、《3つのドラマの曜日を分散して、彩りを明確にするため》《水曜9時枠の番組『上田と女が吠える夜』からの流れを生かし女性層に圧倒的に支持されるタイトルを編成するため》とのことですが、結果的に、水10、土9という、もともとあった編成に戻りましたね」(テレビ誌ライター)
日テレの水曜ドラマと言えば、1995年に始まった「星の金貨」シリーズや、2011年の「家政婦のミタ」など、大ヒットドラマを生んだ“伝統枠”。
しかし近年は不調で、全話平均視聴率で2ケタを超えた2021年「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」を最後に、2ケタには程遠い低空飛行が続いていた。水10枠はフジテレビのドラマとも競合する。この改編、吉と出るのか?
「日テレドラマでは現在、日曜の『ホットスポット』がネットを中心に好評ではありますが、2023年の“セクシー田中さん問題”はいまだに深い影を落としています。相当思い切ったことをしないと、なかなか挽回できないでしょう」(前出のテレビ誌ライター)
テレビコラムニストの亀井徳明氏も「ことドラマに関しては、“あの問題”で揺れるフジテレビとは違ったベクトルで深刻かもしれません」と、こう続ける。
「土10の『アンサンブル』は“CM女王”の川口春奈さん、存在感と演技力が評価されているSixTONESの松村北斗さんを配しているのに、ネット上で《話がハチャメチャ》などと酷評され、5%を切る状態が続いていることが、日テレドラマ制作陣の現状を象徴しているように見えます。“恋愛”に“リーガル”を絡めようとしてうまくいかず、結果的に“キュンキュンさせたいシーン”を生成AIが切り張りしたみたいになってしまっていますね。じっくり芯のあるものを作ろうという“熱”よりも、“迷い”のほうが画面を通じて感じられる。むしろセクシー田中さん問題直後の『街並み照らすヤツら』(24年4月期)は、制作サイドの《なんとかしてやろう!》という心意気は伝わったんですけどね」
そして4月から復活の“新水曜ドラマ”の第1弾となるのは、志尊淳(30)と岸井ゆきの(33)がダブル主演する恋愛ミステリー「恋は闇」。
「タイトルはシンプルでいいですね。でも、恋愛×ミステリーは連ドラの題材としてハマれば大ヒットですけど、ちょっと歯車が狂うと悲惨な結果にもなりやすいリスクもある。視聴者を惑わせて考察で盛り上げるのが得意な『あなたの番です』チームによる制作ですから、どんな仕掛けをしてくるのか、楽しみにはしています。ただ、同じ時間帯のフジテレビが松本若菜さん主演の救命医療ドラマ『Dr.アシュラ』。こちらのほうが視聴率的には手堅いジャンルなので、『恋は闇』は初回の放送にどれだけインパクトを作れるかが勝負の分かれ目でしょう。これが当たれば、日テレドラマ全体が元気になるかもしれません」(前出の亀井氏)
わずか1年での編成変更の先にあるのは、はたして“光”か“闇”か。