【社会】一世を風靡した“歌うアイス屋”「コールド・ストーン」がまもなく残り1店舗に。最盛期は34店舗も、なぜ人気が定着しなかったか

【社会】一世を風靡した“歌うアイス屋”「コールド・ストーン」がまもなく残り1店舗に。最盛期は34店舗も、なぜ人気が定着しなかったか

「歌うアイス屋」というユニークなスタイルが、なぜ一時的なトレンドとして終わってしまったのか考えざるを得ません。提供されるアイスクリームの品質だけでなく、接客スタイルの変化や経営戦略も影響したのでしょうか。

1 煮卵 ★ :2025/04/26(土) 09:33:06.88 ID:GzfGoIGi9

■コールド・ストーン、もうすぐ残り1店舗に

コールド・ストーンの原宿店が閉店するらしい――3月末、そんなニュースが飛び込んできた。

客前でマイナス9度に冷えた御影石の上で具材と混ぜ合わせるアイスクリームの専門店、「コールド・ストーン・クリーマリー」(以下、コールド・ストーン)。混ぜ合わせる際、スタッフが歌うことでも話題を呼んだ。

2005年に東京・六本木に日本1号店がオープンすると「歌うアイス屋」としてたちまちブームとなり、店は大行列。全国に店舗が増え、最盛期は34店舗あったという。

あれから約15年――ブームは下火となり、2025年4月現在、国内で営業しているのは3店舗。4月28日には都内の原宿店が、5月6日には栃木県の佐野プレミアム・アウトレット店がそれぞれ閉店し、残るは三重県の三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島店の1店舗のみになるというのだ。

※【画像14枚】“歌うアイス屋”として大ブレイクした「コールド・ストーン」。現在のメニューや内観はこんな感じ(ソース記事)

もう気軽にコールド・ストーンが食べられなくなる。その前に、筆者は閉店予定の原宿店に行ってみた。

原宿店は2023年6月オープンと、意外にも歴史は浅い。コールド・ストーンは全盛期から徐々に店舗を減らし一時は都心から撤退していたものの、新たにスイーツの聖地である原宿に旗艦店としてオープンしたばかりだった。2年弱で撤退となってしまったが。

■まさかの大行列に仰天! 

しかし、店前に行くと目を疑う光景が……。

見ると、驚くほど多くの人が並んでいた。店前に人があふれ、道を挟んでその先の道沿いにまで見渡す限りの行列が。筆者が訪れたのは土曜日の昼下がり。加えて、ちょうどその日は気温が高かった日で、まさに「アイス日和」だった。

行列は30mほど続いていた。「閉店するというくらいだから混んではいないだろう」と見くびっていた筆者は腰を抜かし、「これは並べない」と諦めて出直すことにした。

並んでいるのは閉店の報を受けて最後の食べ納めに訪れた人だろうか。コールド・ストーンが多くの人に愛されているのを感じたが、普段からこの人気なら閉店にはならなかったはずだ。筆者含め「閉店」と聞いてここぞと駆けつける現金な人たちである。

(略)

■閉店の理由は「歌が恥ずかしいから」? 

コールド・ストーンはアメリカ・アリゾナ州で1988年に創業。日本上陸を手掛けたのは、ファミリーマートやファーストリテイリングの経営に携わり、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の日本上陸も手掛けた澤田貴司氏の投資ファンドのキアコン(現リヴァンプ)だ。

2014年には「銀だこ」などを展開するホットランドが買収。その目的は、同社が展開するたい焼き店「銀のあん」の季節偏重を補うため。たい焼きという商品の特性上、どうしても夏期に売上が落ちるので夏によく売れるアイスクリームでその補完をしたい狙いだった。

同社が得意とするショッピングモールを中心に店舗を展開していたが、この度、1店舗を残して撤退に。ホットランドはその理由を「非公開」としている。

ネット上では撤退の理由について様々な意見が出ている。特に多いのが「恥ずかしがり屋の日本人に歌のパフォーマンスがなじまない」ということだ。

筆者が訪れた際、スタッフは1人で来ているお客には「歌ってもよろしいですか?」と聞くなど、状況に応じたサービスを行っていた。

お客が拒否すれば歌をキャンセルすることもできる。ただ、それはそれで少し気まずい。人手不足の昨今、歌うことに抵抗がないスタッフを採用するのも難儀しそうだ。

全文は↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed7b237657da449fa8ed1889802828dd2093d074

2025/4/26(土) 5:17
[東洋経済オンライン]

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