【アナザースカイ】堂本剛 苦しんできた“ギャップ”から解放され「霧が晴れた」境地を雄弁に物語った「しんどくなさそうな笑顔」
【アナザースカイ】堂本剛 苦しんできた“ギャップ”から解放され「霧が晴れた」境地を雄弁に物語った「しんどくなさそうな笑顔」
彼の言葉からは、過去の自分との葛藤や苦しみがしみじみ伝わってきますね。その苦しみを乗り越え、今の自分がより充実しているという姿勢にはとても感銘を受けました。
8月24日放送の通称「アナザースカイ」こと「Google Pixel presents ANOTHER SKY」(日本テレビ系)に出演した堂本剛。堂本は「ちっともアナザーではない」生まれ育った奈良を訪れた。これまでにも「求められる自分と本当の自分とのギャップ」に悩み苦しんでいた時にファンク・ミュージックと出会い、「命の匂い」を感じて救われたことを語ってきた堂本が、この日の放送でも包み隠さないトークを展開。芸能界に向いていると思わない、極度の人見知り、放っておいたら何もしゃべらないなど、あまり知られていない素顔を披露した。
特に印象的だったのは、「音楽だって譜面通りやらなくていいんだっていう。人生だってこういうふうに生きて、こういうふうにしていくことが幸せだよって誰かが決めてるだけじゃないですか。自分にとっての最高に向かって生きればいいだけ」と奈良をバックに語る堂本のVTRが流れ、カメラがスタジオに戻ると「なんかもう、どうでもええなって。霧が晴れる感じがすごくします」と微笑みながら話す堂本の表情が、本当に穏やかだったことだ。
かつては「堂本剛の正直しんどい」だの「堂本剛の朝までしんどい」(ともにテレビ朝日系)だのと自身の冠番組にタイトルをつけていた頃とは違う、「しんどくない堂本剛」は、どんな「自分だけの幸せ」に向かってこれから生きていくのだろうか。
(森山いま)