【芸能】高梨臨、新ドラマで髪バッサリ「人生初の短さです」 バレエ講師役でバレエにも初挑戦
【芸能】高梨臨、新ドラマで髪バッサリ「人生初の短さです」 バレエ講師役でバレエにも初挑戦
●ボブ姿に最初は違和感「誰!? みたいな(笑)」
4月19日にスタートするテレビ朝日系ドラマ『ムサシノ輪舞曲』(毎週土曜23:00~)でヒロイン・武蔵原環を演じる高梨臨にインタビュー。本作での役作りや新たな挑戦について話を聞いた。
『フィール・ヤング』で連載中の同名漫画を、連続ドラマ初主演にして恋愛ドラマ初挑戦のAぇ! group・正門良規主演でドラマ化。10歳年上のお隣のお姉さん・武蔵原環(高梨)を一途に思い続ける主人公・阿川龍平(正門)が、恋のライバルの出現をきっかけに火が付き、猛アプローチを開始する。ピュアな恋が描かれると同時に、ハグあり、キスありのキュンの嵐。揺れ動く恋の三角関係、さらに予測不能な衝撃展開も巻き起こる大人のラブストーリーを描く。
――『ムサシノ輪舞曲』のオファーを受けたときの心境をお聞かせください。
環のビジュアルを見て、自分を連想させるビジュアルではなかったので、自分のイメージとは違った役のお話をいただけてうれしいなと思いました。そして、漫画を読み始めたらすごく魅力的で面白いキャラクターで、演じるのが楽しみだなと思いましたし、髪の毛を切るのかなというドキドキもあってうれしかったです。
――実際、髪をバッサリ切ってボブヘアに。2023年放送の『単身花日』でも髪の毛をカットされていましたが、再び短くなりましたね。
一昨年も切りましたが、今回の方がもっと短く、人生初の短さです。本当に3~4歳の頃以来の短さです。
――ボブ姿はいかがですか?
最初は違和感しかなくて不思議でした。ずっと髪の毛を結んで生活していたので、結べない長さになってここ(首の部分)に毛があるというのも慣れなかったですが、慣れたらお風呂も楽ですし、今はすごく気に入っています。
――最初に鏡でイメチェンした姿を見たときの感想もお聞かせください。
「誰!?」みたいな(笑)。最初の頃は、朝起きてまず鏡を見に行って「やっぱ切ったわ。夢じゃない!」という繰り返しでしたが、今は完全に見慣れました。
――本作を終えた後もボブを続けそうですか?
今すごく悩んでいます。髪の毛を洗うのも楽ですし、気に入っていますが、長かった自分を恋しいと思う気持ちもあって、どうしようかなと考えているところです。
――環はバレエ講師で、10歳年下で弟同然ながらも猛アプローチをかけてくる阿川龍平(正門)と、色気がある大人なバツイチ男・衣笠保(稲葉友)との間で揺れ動くという役どころです。演じる際にはどんなことを意識していますか?
一番は姿勢です。漫画の描写にも書かれているぐらい、首が長くてフラミンゴみたいという設定なので、とにかくフラミンゴを意識して、座っているときも首を長く見せたり、歩いているときにちょっと外股にしてダンスをやっている人に見えるようにしたり、姿勢を意識しています。これまでの作品は気持ちだけでお芝居していましたが、今回は感情のほかに気をつけないといけないことがありすぎて。自然にそうできるくらいまでになったらいいなと思っています。
――バレエのシーン以外でも、バレエをやっている人に見えないといけないわけですね。
そうなんです。バレエをやっている人は姿勢が特殊なので常に意識しないといけなくて。感情の前にそこをちゃんとしないといけないなと思いながら演じています。
●バレエを特訓「信じられないぐらい筋肉痛に」
――バレエ初挑戦とのことですが、練習はどれぐらいされているのでしょうか。
5~6回レッスンをして、1回3時間みっちりやっています。本当に0からのスタートなので限界はあるとしても、その中でできる限りのことをやりたいと思い、相当真剣に練習していますが難しいです。
――難しいとのことですが、練習を重ねて成長は感じていますか?
それはめちゃくちゃ感じます。レッスンの翌日に信じられないぐらい筋肉痛になるんですけど、筋肉がついて、次のレッスンのときに全然できてなかったポーズができるようになったりして、「すごい!」と思って。成長が感じられて楽しいです。
――バレエのシーンの撮影はいかがですか?
ガッツリ踊るシーンを撮ったのですが、モニターチェックできてないので、果たしてどう映っているのかドキドキしています。
――バレエをすると、姿勢が良くなるといった変化もありそうですね。
それはめちゃくちゃあります。姿勢をすっとしなきゃという意識になるので、すごくいいなと感じています。あと、インナーマッスルがどれだけ鍛えられてなかったか如実にわかり、最初は回転するときにふらふらしてしまって。でも、鍛えていくと少しずつ回れるようになってきて、芯を作るって大事なんだなと思いました。
――バレエのシーンではどんな技を披露されていますか?
どこまで使われるかわかりませんが、ピルエットやシェネといった回転するものとか、シンプルに足を上げたり、アラベスクという足を上げる動きとか。いろいろ踊ったものを切り取って使われると思います。
――これをきっかけにバレエを続けていきたいなという思いは?
やりたいなと興味はありますが、こんなにマンツーマンでみっちり教えてもらえることはないと思うので。バレエ教室となると続けられる自信はないなと思いつつ、今すごく楽しいので、ティラピスなど体の芯を鍛えることは続けたいなと思っています。
――髪の毛を人生初の短さにしたり、バレエに初挑戦されたり、新たな挑戦をされていますが、本作への参加はご自身にとってどんな経験になりそうですか?
見た目も境遇も自分とは全然違うキャラなので、新しい発見があるのではないかなと、それを楽しみにしていますし、新しい挑戦をさせていただけてうれしいなと感じています。
■高梨臨
1988年12月17日生まれ、千葉県出身。2005年に芸能活動を開始し、2007年に女優デビュー。2014年放送のNHK連続テレビ小説『花子とアン』に出演し、話題となる。その後、日本テレビ『恋がヘタでも生きてます』(17)、NHK大河ドラマ『西郷どん』(18)、フジテレビ『PICU 小児集中治療室』(22)、TBS『VIVANT』(23)など数々のドラマに出演。主演映画『ライク・サムワン・イン・ラブ』(12)が第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネート。2024年はテレビ東京『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』や日英合作映画『コットンテール』などに出演。
(酒井青子)
