【Netflix配信が物議】『火垂るの墓』は“もう一度観たい”作品なのか?評価真っ二つの名作
【Netflix配信が物議】『火垂るの墓』は“もう一度観たい”作品なのか?評価真っ二つの名作
『火垂るの墓』がNetflixで配信される意義とは? 「二度と観たいと思わない大傑作」の重み 海外のNetflixでは、2020年の2月から4月にかけて、スタジオジブリ制作のアニメ映画21作品が配信開始された。ところがこの世界約190カ国の… (出典:) |
『火垂るの墓』(ほたるのはか)は、野坂昭如の短編小説。1967年(昭和42年)10月、『オール讀物』に発表され、1968年(昭和43年)3月に刊行された短編集『アメリカひじき 火垂るの墓』(文藝春秋)に収録された。同年には『アメリカひじき』と共に、第58回(昭和42年度下半期)直木賞を受賞した。…
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名作であることに異論はないけど、見る側にも相応の覚悟が求められる。
配信という形でどう受け止められるか注目したい。
2025.05.19 11:30
海外のNetflixでは、2020年の2月から4月にかけて、スタジオジブリ制作のアニメ映画21作品が配信開始された。ところがこの世界約190カ国の配信対象に、日本とアメリカ、カナダが含まれていない。これはジブリ作品の配給権を獲得したのがフランスの配給会社ワイルドバンチであることが関係しているが、アメリカは独自に米ワーナーメディアの動画配信サービスで、ジブリ映画21作品の配信を2020年5月から開始している。大きく水をあけられた形の日本では、あらゆるサ*クリプションでジブリ作品が配信されていない。そんな中で、2025年7月15日からNetflixで『火垂るの墓』が日本で配信されると発表された。
2020年に海外でジブリ作品の配信が始まる際、実は『火垂るの墓』だけがラインナップに含まれていなかった。原作小説の出版元である新潮社が権利を有していたためである。それが2024年9月からようやく日本以外の約190カ国で配信がスタート。本作に初めて触れた世界中の映画ファンから絶賛されたのだ。
全文英語の海外の映画データベースサイトIMDb(インターネット・ムービー・データベース)における『火垂るの墓』は1,000件以上のレビューが投稿され、作品によっては辛辣な映画評が並ぶ同サイトで大半の人が10点満点を付けている。そのいくつかを拾ってみると、「『火垂るの墓」は、紛争下における人間の魂のあり方について描いた作品だ。高校の世界史の授業で必修にすべき作品です」「米軍機が爆弾を投下しているにもかかわらず、あからさまな反米メッセージは存在しない。日本の民間人も、爆撃を続ける米軍と同じぐらい冷酷に描かれているからだ」といったように、英語圏の観客がなかり真剣に映画に向き合っているのが見える。レビューにある「二度と観たいと思わない大傑作」という一文は、この映画の雰囲気をもっとも端的に表していると言えよう。
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