【芸能】加藤茶さんの妻 綾菜さん、介護職員初任者研修の資格を取得していた 末期がんの義理の妹を看病 最期の言葉に介護の現実…
【芸能】加藤茶さんの妻 綾菜さん、介護職員初任者研修の資格を取得していた 末期がんの義理の妹を看病 最期の言葉に介護の現実…
読売新聞(ヨミドクター)
タレントの加藤綾菜さんは結婚して2、3年たったある日、夫の加藤茶さんが寝室でけいれんをしている姿を目にします。病院に連れていくと、パーキンソン症候群と診断されました。腎臓の状態も良くなかったといい、食事と介護について学ぶ日々が始まりました。(聞き手・利根川昌紀)
【写真3枚】加藤綾菜さん 茶さんと愛犬
夜中に隠れてカップ麺
https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20250527-OYTET50001/
――結婚されて2、3年ほどたった頃、加藤茶さんの具合が悪くなりました。
NHKの番組「鶴瓶の家族に乾杯」の撮影日前日に40度の熱が出たんです。病院では「疲労」と診断されたのですが、「俺は休まない」と出かけました。
帰宅して「病院へ行こう」って促したら、「ちょっと横にならせて」と言うのです。10分くらいして、寝室をのぞくと、けいれんを起こしていました。病院は近かったので、泊まりに来ていた弟と、かついで救急外来に連れていったら、パーキンソン症候群と診断されました。「このまま筋肉が衰えて自力で食事をするのも難しくなるだろう」と言われ、入院生活が始まりました。
「最近、ちょっと箸を持ちにくそうだな」「ちょっと手が震えているな」とは感じていました。けれども、本人は「年だから」としか言いませんでした。
――加藤茶さんが倒れたのを機に、料理や介護について学ばれるようになったそうですね。
加トちゃんは血圧がものすごく高いのに、野菜はトマト以外、全部嫌い。魚も嫌い。揚げ物か肉しか食べない生活でした。腎臓も悪く、塩分は1日6グラム未満に制限するよう言われました。
(略
たどりついた「万能氷だし」
――代表的なのは「万能氷だし」ですね。
勉強する中で、だしが大事だということは分かっていたのですが、それだけだと、加トちゃんが「病院食を思い出すから嫌だ」と言うんです。ニンニクやショウガ、ハーブなど、いろいろなものを試しましたが、味にパンチが出ない感じでした。悩んでいると、加トちゃんは、酒*がすごく好きであることを思い出しました。「塩分もないし、だしに加えたらおいしいんじゃない」と思って試しに入れてみたら、コクが出ました。
酒*を加えただしを作って冷凍庫で凍らせて、料理を作る時にそれを使います。煮物や煮魚を作っても、おいしくできあがりました。減塩に取り組んでから万能氷だしができるまで、3〜4年かかりました。
――加藤茶さんにも好評でしたか。
はい。「あと数か月で透析になりますよ」と言われていたのですが、(腎臓の機能を示す)数値が改善しました。血圧も、以前は薬を飲んでも(上が)200(mmHg)近くあったのが、今は120(同)程度に下がりました。
――綾菜さんはユーチューブで日常生活を紹介したり、レシピ本を出版されたりしています。反響はありましたか。
(略
――お料理とともに介護にも力を入れていますね。
加トちゃんが病気になって、介護が必要になるかもしれないと言われた時、インターネットで調べて介護の学校に行き、介護職員初任者研修の資格を取ることにしました。
朝から夕方まで授業を受け、介護の現場では、派手なネイルを取って、実際にいろいろな方の介護をしました。資格が取れた頃には、加トちゃんの具合が良くなってきて、介護の必要はなくなりました。でも、おじいちゃんやおばあちゃんと接するのは好きなので、地域の清掃活動には参加していました。そんな折にコロナ禍になり、一緒に清掃活動をしていた方々のお子さんたちから、見回りの依頼を受けました。
そうしたら、孤立したことで認知症が一気に進んでしまった方もいて、近所に住む高齢の方々を助けたいという気持ちになり、介護福祉士実務者研修の資格も取ることにしました。毎週日曜日、ボランティアで家庭訪問をしました。
抜粋ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/201cef1f62a68d77ed84abcddf0373bc0b66d7b8