https://news.yahoo.co.jp/articles/edea63dea5482592ad902574dcbde1373cf196ca
芸能人“復帰ブーム”で最も難しく過酷な道 フワちゃんの覚悟を感じた「本気プロレス」
やす子への不適切投稿が問題となって活動を休止していたYouTuberタレントのフワちゃんが、プロレスラーとして復帰を果たした。
11月7日に行われたプロレス団体「スターダム」の大会でリング上に現れ、舌禍騒動について謝罪した上で、プロレスを始めることを語った。
実は発表前からスターダムの門下生として練習を続けていたという。再び立ち上がろうとしている彼女はどんな未来を見ているのだろうか。
一般に、不祥事を起こしたタレントが復帰するのは簡単なことではないが、フワちゃんの場合は特にハードルが高かった。
第一に、不祥事の内容がタレントとして致命的だったことが大きい。芸能人は自分自身を商品として売る存在であり、最低限のモラルが欠けていると判断されれば、テレビ局などの大手メディアは起用しづらくなる。
彼女の不適切投稿の内容は明らかに人前に出る人物として許される一定のラインを超えるものであり、決定的にイメージを落とすことになった。不倫や犯罪でも復帰できるタレントはいるが、フワちゃんの場合は「自身の人格そのもの」に傷がついた形であるため、地上波テレビに戻るのはきわめて困難になってしまった。
第二に、もともとのイメージの悪さも復帰を難しくしていた。彼女は自由奔放なキャラクターとして人気を集めていた一方で、態度の悪さや馴れ馴れしい言動が不快だという声も多かった。
ヒール役として面白がられている側面はあったが、もともと嫌われやすいタイプのタレントでもあった。だからこそ問題が起きたとき、「やはり素の人間性に問題があったのではないか」という印象を与え、彼女のキャラクターそのものが全否定される事態に陥った。
そのような崖っぷちの状況にあった彼女がプロレスで復帰をするというのは、現状における最良の選択だったと言える。
フワちゃんは活動休止前、番組の企画でプロレスに挑戦していた経験があり、もともとの運動神経の良さを生かして、厳しい練習を積んで試合では大技を繰り出すなど、ポテンシャルの高さを見せつけていた。
プロレスは興行ビジネスであり、観客は自らチケットを買ってリングに足を運ぶ。スポンサーのある地上波番組のようなコンプライアンスの縛りも比較的少ない。だからこそ、活動の幅を広げる場として十分機能する。
さらに、いまの女子プロレス、とりわけスターダムには勢いがあり、上谷沙弥のようにバラエティ出演で話題を集めている選手もいる。注目度の高い環境に飛び込むという点でも、復帰のステージとして申し分なかった。
続きはリンク先