【芸能】「『虎に翼』の“恐ろしい美佐江”」片岡凛が「嘘解きレトリック」でも好演!「こっちでも怖美しい」
【芸能】「『虎に翼』の“恐ろしい美佐江”」片岡凛が「嘘解きレトリック」でも好演!「こっちでも怖美しい」
NHK朝ドラ「虎に翼」の中で異色の登場人物・森口美佐江を覚えている人はかなりいるのではないだろうか。
今年8月6日放送の第92話で、“体を売る違法行為”に関わったとして逮捕され、鑑別所に送られた女学生と一緒にいた美佐江。しかし美佐江は「一緒にいただけ」と供述して釈放された。
その後、新潟地方裁判所・三条支部の調査官との面接がこれからあると、同支部長の佐田寅子(伊藤沙莉)を訪ねてきた美佐江は、自分は家庭をはじめ、様々なことに恵まれており、人を惹きつける魅力があることを自覚していると告白。悪いことをすれば罰せられる理論や量刑の決め方は法律の本を読めばわかるが、「悪いこと」の定義がわからないといい、「佐田先生は心から納得する答えが出せます?どうして悪い人から物を盗んじゃいけないのか。どうして自分の体を好きに使ってはいけないのか。どうして人を殺しちゃいけないのか」と、朝ドラ史上に残る衝撃的な質問をヒロイン・寅子に投げかけたのだ。
この美しくも恐ろしい女学生・美佐江を演じた片岡凛が、10月28日放送の、鈴鹿央士と松本穂香のW主演ドラマ「嘘解きレトリック」(フジテレビ系)第4話に日本人形のような扮装で登場。「こっちのドラマでも怖美しい」と話題になっている。
片岡演じる品子は、「人形屋敷」と呼ばれる綾尾家のお嬢さま。綾尾家には、亡くなった両親が体の弱かった品子(片岡)のために、品子の成長に合わせて作らせていた等身大の日本人形を、品子と同様に育てるという変わった風習があった。
ドラマ中盤までは、お嬢さま然とした美しくたおやかな品子。だが、終盤になって豹変する。言葉使いが荒々しい、目つきが鋭くなった品子は、はたしてそれまでの品子と同一人物なのか。もしや別人なのか。それとも多重人格なのかと、ネット上で考察する声が多数あがっているが、11月4日放送の第5話で品子の真相は明かされると思われる。
放送中の神木隆之介主演ドラマ「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)でも、2018年の東京を舞台とするパートに、美保純演じる鹿乃子と宮崎吐夢演じる雅彦の一人娘で、医学部に現役合格した千景として出演中の片岡。
今年は映画にも進出し、成田空港で働くスタッフの奮闘劇を描き、米アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」で観光映像大賞観光庁長官賞に輝いた短編映画「空の港のありがとう」に出演し、主演の清水美砂の娘役を好演している。
広末涼子が退所した芸能事務所「フラーム」所属というから、テレビドラマでこれからもっと活躍が目立ちそうだ。
(津島修子)