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松本人志、M-1審査員にいない場合の影響は?2015年の不在時チャンピオンはお笑いファンに歓迎されず
今年も『M-1グランプリ』の季節がやってきました。今年は出場者は1万組を超える過去最多。予選が進むごとにSNSでも大きな注目を集めてきました。
そして12月5日には、ついに決勝進出者も決定!12月22日の決勝に向けて、ますますの盛り上がりをみせています。
しかしながら、今年は例年と大きく違っている点が一つ。それは、決勝の審査員に松本人志が不在の可能性が高いこと。
15日に放送される事前番組『M-1グランプリ20回記念俺たちだって面白い!1万組のエントリー物語』(朝日放送テレビ)の中で決勝戦の審査員が発表されることが決まっています。
制作局である朝日放送テレビの今村俊昭社長は、7月26日に社長会見で、松本が審査員をつとめない可能性を質問され、「現時点で松本さんがいないという想定もしていない。全くの白紙」としたうえで、「空気、全体を考えて最適な審査員を考える。皆さんが想像をされている以上に(M-1決勝の)近くで決まり、いつもバタついている」と答えていました。
その後、11月8日に公表された文藝春秋との訴訟取り下げを受け、ネットでは“審査員として復帰するのでは?”という説も囁かれており、現時点での『M-1グランプリ2024』での松本人志の復帰について、スポンサー各社に問い合わせてみました。
日清食品グループ、株式会社Cygamesからは期日までに回答はナシ。
株式会社セブン‐イレブン・ジャパンからは、「弊社はいただきました番組のスポンサーではございますが、放送の内容や出演者などは放送局が決定いたしますので、関与できない内容でございますので、個別の質問については、お答えができかねます」との返答。
サントリーホールディングス株式会社からは、「個別の内容について回答はしないため、ご容赦いただきたい」と返答でした。
というわけで、やはり不明のままです。
M-1グランプリの審査において、笑いのカリスマ・松本人志の存在がひじょうに重要度が高いことは、これまでM-1グランプリを見続けてきた人間であれば、誰もが感じていることでしょう。現に第一回大会からの熱心なM-1視聴者である、筆者も痛感しております。(敗者復活戦をパナソニックセンターや大井競馬場で見ることが当然だったタイプのオタク)
とはいえ、20回目という大きな節目を迎える、今年のM-1グランプリ。本当に松本人志がいないことが大きく影響するのでしょうか?イチM-1ファンである私なりに考察をしてみました。
2015年松本不在で優勝したトレンディエンジェルの存在
松本人志がいないM-1グランプリは、過去に一度だけ開催されました。2015年、トレンディエンジェルが優勝した時です。
敗者復活戦を勝ち上がって、その勢いのままに優勝した彼らですが、残念ながら一部のM-1ファンからはあまり好意的に受け入れられませんでした。これはおそらく「松本人志が審査をしたわけでないチャンピオン」であることに原因の一端があるのではないかと思います。
しかし、一方で2015年は審査員の数が過去の大会よりも多かったことも、考慮すべきでしょう。近年では事前番組や関連ニュースの中で、しばしば「過去最高得点」の話題が挙がりますが、そもそも点数配分が違うトレンディエンジェルの存在は、そういった場では語られづらいのです。
確かに2015年当時、松本不在の中での優勝を疑問視する空気は多少あったと思います。しかし、後年になってみると、彼らがチャンピオンとして歓迎されていないように感じるのは、単純に統計データ上にあがりづらいからではないかとも感じます。
2015年も例年通りの審査員数であれば、トレンディエンジェルにはまた違う評価があったかもしれません。
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